中野新橋駅近く。内科,循環器内科,胃腸内科,呼吸器内科,小児科,禁煙外来の平澤クリニックです。

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平澤クリニック小児科,内科,循環器科,胃腸科,呼吸器科,禁煙外来の平澤クリニック。中野区弥生町

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HIRASAWA CLINIC

質問箱のお答え(消化器科)

Q.胸やけ、胃もたれがします。

A. 胸やけが主症状の場合、胃液が食道に逆流しやすくなっていると思われます。胃液の逆流により食道の粘膜に炎症が起こり、胸やけが生じます。この状態を「逆流性食道炎」といいます。胃酸の分泌を抑えるお薬を内服していただき、内視鏡検査もしていただくことがあります。必ず内視鏡検査で食道粘膜が荒れているというわけではなく、荒れてない場合を特に「非びらん性胃食道逆流症」と言っています。胃もたれや胃痛がある場合、内視鏡検査で必ずしも異常が認められるというわけではありません。異常が認められなくても症状がある場合も多く、その場合胃十二指腸の運動や感覚異常があると考え「機能性ディスペプシア」「機能性胃腸症」などと呼んでいます。胃酸の分泌を抑えるお薬や消化管運動調整剤などを内服していただきます。
胃腸症状がある場合、がんなどのリスクの低い方は内服などで様子を診させていただき、それでも症状改善が認められなければ内視鏡検査をしていただくこととなります。

Q.ピロリ菌が陽性といわれました。

A. ピロリ菌が陽性の場合、除菌治療が考慮されます。抗生物質や胃酸の分泌を抑える薬を1週間内服していただきます。ピロリ菌の内服薬による除菌には副作用を認めることがあります。下痢、味覚異常、まれですが出血性腸炎などです。
除菌治療が終了しますと、きちんと除菌できたか確認の検査をすることとなります。便検査、呼気検査などがあります。

Q.胆のうにポリープがあるといわれました。

A. 胆のうのポリープはほとんどがコレステロールポリープといわれています。いわゆるポリープ(腺腫)とは異なるものでがんになる可能性はありません。それ以外のポリープは大きさで評価します。一般的に10mm以下の大きさであれば超音波検査で定期的に経過観察、10mmを超える大きさのものは更なる検査や治療を必要とします。

Q.下痢と腹痛を繰り返して困っています。

A. 急性ではなく慢性の下痢を認める場合、炎症性腸疾患、過敏性腸症、感染症を疑います。炎症性腸疾患とは慢性的に腸に炎症が起こる病気です(潰瘍性大腸炎、クローン病など)。慢性の感染症で代表的なのはアメーバ性大腸炎です。過敏性腸症は胃腸が敏感な状態ということです。ストレスなどで便意をもよおしやすくなり、下痢や腹痛を生じます。血液検査、便に血液が混ざっていないか調べる検査などを行います。症状によっては大腸カメラを行うこともあります。

Q.肝炎ウイルスが陽性といわれました。

A. 代表的な肝炎ウイルスであるB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスについてご説明したいと思います。症状なく検診などで偶然見つかる肝炎ウイルスは上記のどちらかだと思われます。血液検査での肝機能(GOT, GPT)が正常の場合は両者とも治療の適応はなく経過観察となります。肝機能検査で数値の上昇の程度によっては治療を行うこととなります。B型肝炎の場合は内服治療やインターフェロン、ステロイドなどが、C型肝炎の場合はインターフェロンが治療の主軸となります。経過観察の場合でも定期的に血液検査や画像検査などを行います。

Q.肝機能異常を指摘されました。

A. 肝機能異常の原因は多岐にわたります。生活習慣病からくる脂肪肝、アルコール、ウイルス性肝炎、自己免疫が原因の肝炎、薬の副作用、肝そして胆道系のがん、などいろいろです。肝臓にもともと異常があるわけではなく、他の病気による影響を受けて肝機能が悪化する場合もあります。例えば心不全などで肝機能が低下することがあります。血液検査や腹部超音波検査が初めの検査として有用です。特に超音波検査では脂肪肝の描出に優れています。

Q.便に血がまざっているのですが。

A. いわゆる黒色便の場合は胃や十二指腸からの出血を疑います。鮮血便の場合は大腸からの出血、血液が便に混ざらず便の表面に付着している場合は直腸、肛門の出血を疑います。状況に応じて大腸カメラや胃カメラを行います。トマトの皮やスイカなどを食べると赤色便となることがあり注意が必要です。

 Q.ノロウイルスについて教えてください。
A. 冬場を中心に流行する胃腸炎の原因ウイルスです。ノロウイルスに汚染された食品を食べたり、感染者の嘔吐物や糞便から飛び散ったウイルスや感染者が触れた物や衣服などに付着したわずかなウイルスを吸い込んだりして感染します。わずか10〜100個のウイルスを吸い込んだだけでも感染するといわれています。
症状として嘔吐や下痢を認めます。1日10回以上下痢をすることもあります。だいたい3〜4日で改善しますが、乳幼児や高齢の方は重症化することもあるので注意が必要です。
治療法としては、抗生物質などが効かないため、脱水に気をつけながら水分や栄養を補給して安静にする対症療法が主体となります。

<感染予防法>
(1)手洗い
石鹸を使い30秒ぐらいかけてしっかりと洗いましょう。調理前、食事前、トイレ後、下痢患者などの汚物処理後、おむつ交換後、など洗うタイミングも大切です。

(2)食品の加熱
カキなどの二枚貝を食べる時は充分に加熱しましょう。ノロウイルスの感染性をなくすには85度以上で1分以上の加熱が推奨されています。

(3)住まいの消毒
基本は次亜塩素酸ナトリウムでの消毒です。リネンは高温の乾燥機使用も有効です。すぐ洗えない布団には布団乾燥機がおすすめです。ドアノブなどの金属部分は市販の消毒用アルコール(濃度約70〜80%)で3〜4回拭き、次亜塩素酸ナトリウムを使用した後は水で充分に拭きとってください。

(4)次亜塩素酸ナトリウム
塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムがノロウイルスの失活化に有効とされています。トイレなどの汚染区域はもっと濃い1000ppmでの消毒が推奨されます。一般家庭ではキッチン用塩素系漂白剤で結構です。
水5リットルに一般的な塩素系漂白剤20ミリリットル(キャップ約1杯)で塩素濃度200ppmになります。使用にあたっては製品の使用上の注意を守ってください。

(5)日常の健康管理
下痢、嘔吐などの症状がある時は調理をしないことがお勧めです。ご家族にそのような症状がある場合は手洗いを頻回に行い、トイレやお風呂場などを清潔に保つようにしてください。